40代のPC作業がつらい原因は「3.5cm」だった

たった3.5cmの図 PC作業改善

16時を過ぎると、頭がぼんやりしてくる。

モニターの文字を目で追っているのに、意味が入ってこない。
同じ行を、もう一度なぞる。また、なぞる。

昔はこんなことなかった。
夕方まで、もう少し長く働けていた気がする。
それはたぶん、事実だ。

怖かったのは、それだ。
集中力が持たなくなって、16時をすぎると使い物にならない。
結果が出せなくなるのが、一番怖かった。

ずっと姿勢のせいだと思っていた。

猫背だから。背筋が弱いから。
意識して胸を張ろうとする。
30分もすれば、また丸まっている。

答えは姿勢でも、根性でもなかった。

画面が低いと、首は前に出る

ノートPCを机に直置きすると、画面の位置は自然と低くなる。

目線が下がれば、首が前に出る。
頭の重さは約5kg。
それが前傾した状態で首と肩にかかりつづける。

呼吸も浅くなる。
胸が閉じた姿勢で、深く吸えるわけがない。

ガジェットは好きで、椅子もキーボードも替えた。
それでも良くならなかった。

妻に言われた。
「そんなものいっぱい買うくらいなら、まず机の高さとかを見直したら?」
呆れた顔だった。

図星だったから、何も言えなかった。

厚い本で試してみた

最初は家にあった厚い本をノートPCの下に重ねた。

画面が目線に近づいた瞬間、
無理に姿勢を正そうとしていない自分に気づいた。

胸が、自然に開いていた。

これは効くかもしれない。
ノートPCスタンドを買うことにした。

専用スタンドに変えた

厚い本で効果を確認してから、ノートPCスタンドを導入した。
色々悩んで、無段階で高さを微調整できるものを選んだ。

スタンドの選び方や使ってみた感想は、別の記事にまとめている。
→ [ノートPCスタンドで姿勢改善]

※私が使っているのはこちら:BoyataのノートPCスタンド [Amazonで確認]

高さを微調整した

ただ、高ければいいわけでもなかった。

高すぎると、顎が上がる。
低すぎると、また首が前に出る。

休みの日の午後、子供がいない隙に筆箱から100円の定規をそっと借りた。

モニターの前に座り、目の高さから画面の上端までの距離を測る。
「なんとなく」で置いていた位置は思っていたより、ずっと低かった。

そこから、1ミリ、2ミリ。
スタンドの角度を変えては座り直し、首の感覚を確かめる。

何十回と繰り返した。

「画面の最上部が目線より3.5cm下」

ガイドラインの位置からさらに3.5cm下げたところが、一番しっくりきた。

この位置だと、モニター全体を見渡すときに首をほとんど動かさなくていい。
首の角度が自然で、深く呼吸もできる。

人によって違うと思う。
ただ、「なんとなく」で置いていた位置とは、明らかに違った。

この3.5cmを、頑丈なBoYataのスタンドはきちんと再現してくれる。
ちょっと触ったくらいじゃ、ずれることもない。

スタンドで画面を上げてから、次に気になったのはマウスだった。
その話はこちら。
→ [46歳、手首の痛みをどう補うか]

厚い本で始めたように0円でできる改善は、こちらを先に読んでほしい。
→ [0円改善ガイド]

16時が、少し変わった

夕方のシャットダウン感は、完全にはなくならない。
でも、以前よりゆっくり落ちるようになった。
16時でも、文字の意味がちゃんと入ってくる日が増えた。

それだけのことで、仕事の後半がずいぶん変わった。


私の場合は、3.5cmだった。

ただ、この数字は最初から出てきたわけじゃない。
最初に試した高さは、完全に間違っていた。

ガイドラインどおりに設定したら、逆に首が痛くなった。
なぜそうなったのか、しばらくわからなかった。

調べてわかったのは、「正しい目線の高さ」には使っている椅子の高さと、モニターまでの距離が絡んでいるということだった。
この3つが噛み合わないと、どこか一点に負荷が集中する。

自分の「3.5cm」を見つけるまでの手順と、
最初に間違えたときに何が起きたかを、Noteにまとめた。

定規一本あればできる。
ただ、順番を間違えると遠回りになる。


私が10万円を失ってようやく気づいた「最初に間違えた手順」と、今も使っている具体的な測定値をNoteにまとめました。

きれいな正解ではありません。私の泥臭い試行錯誤の全記録です。
あなたに同じことが起きるかは、わからない。

読み終えたら、たぶん定規を探しに行く。
それだけの話です。
→ [40代在宅:10万円の失敗を経て辿り着いた「足元と視線」の微調整記録]


免責事項
本記事は筆者個人の作業環境改善体験をまとめた情報提供記事です。
作業環境の改善効果には個人差があります。
身体に不調がある場合は、環境改善だけでなく専門家への相談もご検討ください。

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