46歳。正直、昔より疲れやすい。
16時になると、集中力が落ちる。
モニターの文字を追っているのに、意味が入ってこない。
読んでいるのに、頭に入ってこない。
昔は、もう少し長く働けていた気がする。
でも、「仕方ない」で終わらせるのは違うと思っている。
マウスが原因か、先に確かめる
肩こりには、いくつかパターンがある。
姿勢のせい。目線のせい。ストレスのせい。
その中で「マウスが主な原因」かどうかは、3つの問いで絞れることに後から気づいた。
① 利き手側だけが重いか
両側ではなく、マウスを持つ側だけが特に凝る。
右利きなら右肩・右の首・右の肩甲骨。
両側が同じくらいなら、姿勢や視線の高さを先に疑ったほうがいいかもしれない。
② 休日になると楽になるか
土日でPC作業をやめると、月曜の朝は少し軽い。
それが毎週繰り返されているなら、動作の蓄積が原因だ。
週末も変わらないなら、睡眠や姿勢など別の要因が混ざっている可能性がある。
③ 夕方に向かって悪化するか
朝は大丈夫なのに、仕事が進むにつれて重くなる。
「使うほど積み上がる」タイプの疲れ。
それはマウスで腕を振り続けた蓄積だと、後になってわかった。
3つとも「はい」なら、まずマウスを変えてみる理由になる。
私の場合は、3つ全部当てはまっていた。
妻から言われた、ショックな言葉
ずっと困っていたのは、手首の痛みだった。
気づけば、肩や首、肩甲骨もガチガチに固まっていた。
ある朝、何気なく後ろに手を回したとき、背中で手がつながらなかった。
そんな私の後ろ姿を見て、妻がポツリと言った。
「なんだか、後ろ姿がおじいちゃんみたいになってるよ」
ショックだった。
このまま衰えていくだけなのだろうか。
以前と同じようにアウトプットが出せなくなるのが怖い。
本気で対策を試さなかった自分になるのが、一番怖い。
だから、なんとかしようと足掻いた。
10万円の遠回りで見えたもの
最初は、お金で解決しようとした。
整体に月1万円ぐらいかけて通ってみた。
揉んでもらった直後は「これで明日も戦える」と思うのに、
翌日の夕方には、また鉛のように重くなる。
効果はその場限りだった。
まずは手首の対策をと思い、リストレストを2つ買った。
でも、しっくりこない。4,000円の無駄になった。
首に当てるマッサージ器(8,000円)も買った。
筋膜リリースガン(14,000円)も買って試した。
どちらも、使った直後は「これかも」と思う。
でも翌日には戻っている。
お小遣い制の身で、10万円近いお金と時間を注ぎ込んで、ようやく一つの気づきに至った。
「自分の体を治すより、環境を整えるほうが早いんじゃないか」
手首がずっと訴えていたこと
当時の私は、手首をブラブラさせたり、さすったりするのがクセになっていた。
夕方になるとじんじんと痛み、そうしないと仕事が続けられなかった。
そしてあるとき、自分のマウスの持ち方を見て気づいた。
手首が痛くて、無意識のうちにマウスを傾けて持っていたのだ。
普通の持ち方ができなくなっていた。
今思えば、それは体が「この角度にしてくれ」と訴えていたサインだった。
ノートPCの横で、小さなマウスを何千回も動かす。
手首を浮かせたまま、腕全体を振り続ける。
この小さな動作の蓄積が、肩から首、肩甲骨をじわじわと固まらせていた。
手首の問題だと思っていたものが、肩こりの入り口だった。
買う前に、まず置き場所を変えた
道具を買い替える前に、まず位置を変えてみた。
マウスを少し手前に引く。パームレストの置き場所を動かす。
この角度なら少し楽、この位置なら少し痛い。体で探っていた。
でも、どう置いても腕を振ることに変わりはなかった。
根本のところが変わらない、とわかってきた。
マウスを変えた
ロジクールのERGO M575。
親指でボールを転がして、カーソルを動かすタイプだ。
腕をほとんど動かさなくていい。
店頭で触ったとき、あの「傾けて持っていた角度」に近い感覚があって、「これだ」と思った。
腕を動かさなくなって、初めてわかった。
マウスが、肩こりの真犯人だったのだと。
最初の3日間、カーソルが思った場所に止まらなくて笑いそうになった。
慣れるまで1週間かかった。
でも慣れたら、腕を動かさないことがこんなに楽なのかと思った。
値段は約6,000円。整体1回分より安く、効果は毎日続く。
使いこなすまでの試行錯誤は、別の記事に詳しく書いた。
→ [46歳、手首の痛みを”設計”で補う。トラックボールに変えてみた]
※私が使っているのはこちら:[ロジクール ERGO M575]

マウスだけでは終わらなかった
トラックボールに変えて、肩の張りはかなり楽になった。
でも、まだ凝る日がある。
そんなとき、妻にまた言われた。
「そんなものをいっぱい買うくらいだったら、まず机の高さとか見直したら?」
正直、ムッとした。
大切なお小遣いを削って必死で工夫しているのに、と思った。
でも、その言葉が頭から離れなくて、試しにモニターの高さを変えてみた。
そうしたら、目の奥の熱さが明らかに違った。
マウスだけの問題じゃなかった。
目線が下がっていると、自然と前傾姿勢になる。
それが、肩こりの別のルートだった。
PCスタンドを使って目線を上げた話は、こちらにまとめている。
→ [ノートPCスタンドで姿勢改善|40代が見つけた「3.5cm」の話]
スタンドで画面を上げると、今度はキーボードも外付けにする必要が出てきた。
その話はこちらに書いた。
落ちるスピードを緩める
年齢とともに体力は減る。
それは認めざるを得ない。
でも、「仕方ない」で終わらせたくなかった。
整体に毎月1万円払い続ける前に、自分が毎日繰り返している動作を疑ってみる。
10万円以上の失敗を経て、ようやく辿り着いた考え方だ。
私が試した順番と、辿り着いた具体的な数値(マウス・モニター高さ・椅子)は、Noteにまとめている。10万円分の遠回りを、ショートカットできるかもしれない。
→ 40代、崩れない在宅ワークの設計図(有料Note・400円)
私の場合はマウスと目線だった。
あなたを疲れさせている真犯人は、どこにあるだろうか。
試してきた道具と導入順の全体像はこちらにまとめた。
「なんとなくよさそう」ではなく、理由で道具を選ぶようになった話はこちらに書いた。
免責事項
本記事は運営者の実体験に基づく情報提供を目的としており、医学的診断や治療に代わるものではありません。
作業環境の改善による効果には個人差があります。
強い痛みやしびれ、2週間以上改善しない症状がある場合は、環境改善の前に医療機関を受診してください。
掲載されている効果は運営者個人の体感であり、特定の結果を保証するものではありません。

